ショートヘアやボブからエクステで一気にロングヘアにする際、「せっかくだから腰まで長くしたい!」とオーダーしたくなる気持ち、よく分かります。

しかし、自分の地毛の長さに合っていない無理なエクステは、不自然な「クラゲ」状態になる最大の原因です。今回は、エクステで自然に伸ばせる理想の長さと、お客様の要望をそのまま聞いて失敗させる「無責任なサロンの罠」について解説します。

エクステで自然に伸ばせる理想の長さは「胸上」

短い地毛からエクステを付ける場合、地毛との境目を自然に馴染ませ、バランスよく仕上げるための「理想の長さ」があります。 それは、だいたい「胸上」くらいの長さです。

もちろん髪質や地毛の長さにもよりますが、ショートから一気に腰まで届くようなスーパーロングにしようとすると、地毛とエクステの繋がりのバランスをとるのが非常に難しくなります。

「腰まで伸ばしたい」とオーダーした時の対応でサロンの実力がわかる

もしあなたが他店で「ショートだけど腰まで伸ばしたい」とオーダーしたとします。その時の美容師の対応に注意してください。

多くのサロンでは、「やめた方がいいですよ」「馴染みませんよ」と止めることはせず、「わかりました、それでいきましょう」とそのまま施術を進めてしまいます。

無理に付けると「クラゲ」のまま帰される

地毛が短いのに無理な長さのエクステをそのまま付けるとどうなるかというと、上はボブのボリュームのままで下だけがヒョロヒョロと長い、いわゆる「クラゲ」のような不自然な状態になります。

そして、不自然に仕上がったとしても「だってお客さんが『腰まで伸ばしたい』と言いましたよね?」と、お客様の要望だったからと責任転嫁し、クラゲのまま帰してしまうのです。これは、お店側が最初から自分たちの「逃げ道」を作っている証拠です。

「どこに付けたいですか?」と聞いてくる美容師は危険!

さらに無責任なケースとして、施術中に「どこに付けたいですか?」とお客様に聞いてくる美容師がいます。

エクステを付けたことのある方ならわかると思いますが、「どこに付ければ自然に馴染むか」をお客様自身が正確に判断できるわけがありません。骨格や毛量を見極め、適切な位置を判断するのはプロである美容師の仕事です。

それなのにあえてお客様に聞くのは、仕上がりが不自然になった時に「だって、お客さんが『そこに付けたい』って言ったでしょ?」と言い訳するための逃げ道を作っているに他なりません。

まとめ:お客様の言いなりになるサロン=良いサロンではない

「希望をすべて聞いてくれる」と聞くと一見良い美容室のように思えるかもしれません。しかしエクステにおいては、「不自然になる要望に対しては、プロとしてしっかり『やめた方がいい』と提案し、最適な長さを導いてくれる」のが本当に信頼できるサロンです。

不自然なクラゲ状態になりたくない方、失敗して無駄なお金を払いたくない方は、カウンセリングでしっかりと「できないこと」も説明してくれるサロンを選びましょう。